天然の温もりを、 日々の暮らしに。
夏になると、どこか涼しげで心地よいインテリアが気になりませんか。木のぬくもりとは少し違う、軽やかで抜け感のある表情。自然素材ならではのやさしい風合い。そんな魅力を持つ素材が「ラタン」です。
東谷は創業当初、籐(ラタン)製品や赤ちゃん用のゆりかごの製造からスタートしました。100年以上前からラタンと向き合い続けてきた歴史があります。
現在ではソファやチェアだけでなく、収納家具やミラー、バスケットなど幅広いインテリアを展開していますが、その原点には常にラタンの存在がありました。
近年は韓国インテリアやナチュラルテイスト、ジャパンディスタイルの人気もあり、ラタン家具への注目が再び高まっています。
ラタンとは?
ラタンと籐の違い
まず最も多い質問が、「ラタンと籐(とう)は何が違うの?」というものです。結論からいうと、ラタンと籐は同じものです。
ラタン(Rattan)は英語名で、籐は日本語名です。家具業界やインテリア業界では「ラタン家具」と呼ばれることもあれば、「籐家具」と呼ばれることもありますが、どちらも同じ素材を指しています。
そのため、「ラタンチェア」と「籐椅子」は呼び方が違うだけで、基本的には同じ種類の家具です。
ラタンはどんな植物?
ラタンは熱帯地域に自生するヤシ科のつる植物です。一般的な木とは異なり、細長くつる状に成長する特徴があります。主な産地として知られているのは、インドネシア、マレーシア、フィリピンなどの東南アジア地域です。
ラタンは内部が繊維質でできているため、非常に軽量でありながら高い強度を持っています。さらに、蒸気で熱を加えることで柔軟に曲げることができるため、美しい曲線を描く家具づくりに適しています。
なぜラタンは人気なの?
軽くて、扱いやすい
見た目以上に軽量で、日常の掃除や模様替えの際も簡単に持ち運ぶことができます。
しなやかで頑丈
繊維が強く、しなやか。粘りがあって折れにくいため、「軽さと強度」を兼ね備えた天然素材です。
温もりある天然素材
一つひとつ表情が異なる天然の風合い。温かみがあり、幅広いインテリアスタイルに調和します。
通気性がよくて快適
編み込み構造により風が通り抜け、湿気がこもりにくいため、夏場も涼しく快適です。
ラタン家具の
メリットとデメリット
メリット
軽量で移動しやすい
日常の掃除や衣替え、模様替えなどの際にも手軽に持ち運びができ、お部屋のコーディネートを気軽に変更できます。
優れた通気性
独特の編み目構造によって空気が通り抜けるため、湿気がこもらず、暑い夏場でもベタつかずに快適な使い心地を維持できます。
ナチュラルな温もりと存在感
木やアイアンなど他の素材の家具とも調和しやすく、リラックスした心地よい空間づくりに大きく貢献します。
デメリット
湿気には配慮が必要
天然の植物繊維のため、通気の悪い場所に長時間置くとカビが発生する原因になります。定期的な換気とお掃除を心掛けてください。
直射日光(紫外線)に弱い
強い直射日光を長い間浴び続けると、日焼けによる変色や繊維の乾燥・割れを招く恐れがあります。窓際での設置時はレースカーテン等で遮光するのがおすすめです。
個体差がある
天然木と同様、節(ふし)の残り方や色合いの濃淡に一点一点違いがあります。均一な工業製品にはない、自然の個性としてお楽しみください。
よくある質問
ラタンはしなやかさと軽さを兼ね備えた天然素材です。適度な弾力があり、家具やインテリア素材として古くから親しまれています。使用環境やお手入れによって状態は異なりますが、経年変化を楽しみながらお使いいただけます。
湿気が多く風通しの悪い環境ではカビが発生する可能性があります。特に梅雨時期などは換気を心掛けることで予防できます。壁際にぴったり付けず、少し隙間を空けて設置するのも通気性を高めるためにおすすめです。
普段は乾拭きやブラシでのほこり取りが基本ですが、長く使う中で生じるささくれをハサミで切ったり、ほつれをボンドで直したりといった日々の手入れも必要です。そうして手をかけることでより愛着が増していきます。
天然ラタンは基本的に屋内での使用がおすすめです。雨や湿気、直射日光に長時間さらされると、変色や劣化の原因となる場合があります。天然素材ならではの風合いを長く楽しむためにも、屋内や風雨の影響を受けにくい場所でのご使用をおすすめします。
天然ラタンと
フェイクラタンの違い
天然ラタン
フェイクラタン| 比較項目 | 天然ラタン | フェイクラタン(樹脂製) |
|---|---|---|
| 特徴 | 自然の植物繊維を使用。一つひとつ異なる風合いと温もり。 | 高密度ポリエチレン等の樹脂を採用。均一な仕上がり。 |
| 耐久性 | 経年変化を楽しみながら、長く使用できる。 | 比較的水分や汚れに強く、お手入れしやすい。 |
| 個体差 | 節や色味、編み目に個体ごとの表情がある。 | 均一な仕上がりで品質が安定している。 |
| 質感 | さらっとした手触りと、しなやかで柔らかい弾力性。 | ラタンの風合いを再現した質感。 |
| 経年変化 | 使い込むことで色味や風合いに変化が生まれる。(変化あり)。 | 色味や風合いの変化が比較的少ない。 |
職人技が光る
ラタンの編み方
代表的なラタンの編み方を3種類ご紹介します。

かごめ編み(八つ目編み/籠目)
もっともポピュラーで、ラタン家具と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべる編み方です。
特徴:縦・横・斜めに編み込み、綺麗な八角形(オクタゴン)の隙間を作ります。
印象:クラシックで上品、かつ軽やか。チェアーの背もたれやキャビネットの扉によく使われます。

網代編み(あじろあみ)
古くから竹細工や籐製品に用いられてきた、日本を代表する伝統的な編み方です。
特徴:縦横を交互に組み、整然とした格子模様を作ります。
印象:端正で落ち着いた籠囲気。和モダンからナチュラルインテリアまで幅広く馴染みます。

ヘリンボーン編み(杉綾編み)
魚の骨を思わせるV字模様が特徴的な、デザイン性の高い編み方です。
特徴:斜めに編み込み、流れるような杉綾模様を描きます。
印象:上質で洗練された表情。空間にさりげない個性を添えます。
東谷とラタンの100年
籐ゆりかごの製造からスタート
創業当初、東谷は籐製品や赤ちゃん用のゆりかごの製造から歴史を歩み始めました。ラタンは軽量で強度が高く、しなやかにつるを曲げて成形できる特性があったため、当時の人々の暮らしに寄り添う日用品として深く根付いていました。
日本の住空間に広がる籐家具
戦後、和室と洋間を組み合わせた日本のライフスタイル変化に合わせ、応接セット用のラタンチェアや座椅子を本格的に製造。軽くて丈夫なラタン家具は、持ち運びやすさや畳への配慮という点からも日本の家庭で定番となりました。
現代のライフスタイルに寄り添うラタンへ
ナチュラル志向やサステナビリティ、韓国風インテリアやジャパンディの人気の広まりとともに、ラタンの歴史的価値と自然素材の温もりが改めて見直されています。東谷は、現代の洋室にもスタイリッシュになじむモダンなデザインのラタンアイテムを開発し、提案し続けています。
東谷がお届けする
暮らしを彩るラタンのバリエーション
暮らしにラタンを
取り入れてみませんか
ラタンは単なる家具の素材ではありません。自然素材ならではの温もり、
使い込むほどに深まる風合い、そして100年以上にわたり愛され続けてきた歴史があります。
見た目の涼しさだけでなく、暮らしに安らぎと余白を与えるラタンインテリア。
この夏、あなたの暮らしにも取り入れてみませんか。





